ヘロニモ・ペーニャ・フェルナンデス　Jeronimo Pena Fernandez　杉・ハカランダ

中古市場にもあまり出ることがないレアなクラシックギターだと思います。（現在は楽器店で出ているようです）
その豊かな音量と繊細な表現力を兼ね備えているところに惚れ込みました。

1982年製で表面板などキズはありますが、もとても良い状態を維持しており、まだまだ弾き手によって音色を変化させられるポテンシャルを感じます。

ヘッド、ブリッジの装飾、ネック裏のインレイなど、職人のこだわりを感じさせますが、その装飾は決して見栄えだけではなく、迫力あるサウンドと良くマッチしています。

驚異的な音量と、美しく太く伸びやか、でも甘い音色だけでなく、クリアな音色も出すことができるそのポテンシャルは、弾き手の音楽性をグングン引き出してくれます。

製作年 ： 1982年製
表板 ： 杉
横裏板： ハカランダ
弦長： 664mm
ナット幅： 52.0mm
弦高：12フレット6弦4mm、1弦2.5mm
（素人採寸であることをご理解ください。）

ハードケース付属

私は今現在もなくもトラブルなく演奏できている状態ですが、あくまでも中古品、ビンテージ楽器となりますので、ご理解いただいた上でのご入札をお願いいたします。

【以下転記】
ヘロニモ・ペーニャ・フェルナンデスは、1933年にスペインのアンダルシア地方のハエンに生まれました。
子供の頃から大工の見習いに出ていたため、若い頃から装飾彫刻の技術に長けていたようです。1950年代からギターの製作に興味を持ち製作を開始しました。ギター製作家のもとで正式な師事はしていなかったようで、その故もあり彼独自の外観とサウンドを持つギターを製作するようになりました。特にヘッド、ブリッジの彫刻では他の製作家の真似の出来ない仕様のものを製作しました。さらに、内部の力木も独自の配置を採用するなど、念の入った職人の仕事を続けてこられました。
彼の製作したギターは、巨匠アンドレス・セゴビアや、フラメンコギタリストのマノロ・サンルーカル、エンリケ・モントーヤなども所有していたようです。
（2023年 11月 21日 18時 29分 追加）xagrx　　　　　　　・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・